「フランスの思い出」 エントリーNo.5 VASENOIR さん

エントリーNo.5 VASENOIR さん

1、 HN VASENOIR

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2、フランスでの滞在場所
2012年 パリ、ボルドー、サルラ、ルブレサック

3、滞在期間
スケッチの旅28日間

4、思い出をどうぞ・・・

私の体験談ではありませんが、とても素敵なお話なのでご紹介いたします
私の絵の生徒さんMさんは今年70歳、
昨年の秋にお姉さんと2人でパリへと旅した、そのお話です

Mさんのお姉さんは80歳、かつて・・50年前にパリへ3年間留学していたのだそうです
洋裁の勉強の為、たった一人で横浜の港から旅立ち、苦労しながらも激動の時代を生きてきた女性。
当時の船旅・・そしてヨーロッパ、どんなにか大変で心細かったことでしょう
体が動かなくなる前にうちにもう一度思い出の場所を訪ねたくなって、
妹さんを連れだっての一大決心、熟女2人(?)の旅がスタートしました

20日間美術館や古城巡り等々ゆっくりとパリ滞在を楽しまれたのだそうです
50年前の下宿がそのまま残っていたり、当時洋裁を学んだメゾンは代が変わっても
同じ場所にあったりと感激もひとしおだったそうです

しかしMさんはちょっと残念に思う事がありました
それはお姉さんがまったくフランス語を話さず、
お店の人が話しかけるフランス語にもほとんど反応しなかったから。。。
50年も経って、しかも年老いて、さすがに忘れてしまったのだわ、残念 と思ったそうです

いよいよ楽しかった旅も終わり、日本に帰る前日2人は夜のエッフェル塔を観るためタクシーに乗りました
道すがら運転手がいろいろと陽気に話しかけてきました
しばらくすると、急にお姉さんの口からフランス語が飛び出したのだそうです!!
運転手とお姉さんの流暢なフランス語の会話は延々と続き、
Mさんはキツネにつままれたようでそれは驚いたそうです
感激のあまりホテルに帰ってから訳を聞くと・・・

お姉さんは50年前、将来を誓い合ったハンサムなベトナム人の恋人がいました
事情があってその恋は叶わず、泣く泣く日本に帰って来ることになったのだそうです
今日のタクシードライバーもなんとベトナム人、
ベトナム訛りのフランス語を聞いた途端お姉さんは50年前にタイムスリップ。。。
しかも場所は当時デートを重ねたエッフェル塔
いろんな思い出が一気に蘇ったのです
忘れていたフランス語もすっかり思い出し、空港ではフランス人のようだった。。
とMさんは話してくれました

この素敵なお話は、フランス語を学び始めた中年の私に大きな勇気を与えてくれました
人は苦労して得た学びやその経験を決して忘れることなく、
きっとどこかにしまってあるものなのですね

幾つになってもそれらは貴重な人生の糧になり、
さらにさまざまなきっかけで蘇った時にはまた新たな喜びとして
大きな自信にもつながるものなのだと。。。
お姉さんに心からのBRAVO!!をそして頑張れ自分!!

5、普段レッスンを受けている講師
Michiko, Kaori, Megh,  Helene 先生

6、旅行に向けてレッスンで準備したこと
旅行に向けてというより毎回必死~~

7、任意(未記入OKです)個人ブログやHP, Facebookの紹介
http://www.vasenoir.jp/

8、何かアピールをどうぞ!
だいぶ歳がいってからの語学、やはりご多分に漏れずきついですが出来るだけ楽しみながら、
わずかな進歩にも自分で感動しながらながく続けていきたいと思っています
よろしくお願いいたします!!

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