「フランスの思い出」 エントリーNo.23 Coucou-Tokyo さん
- 2013/7/3
- フランスの思い出
エントリー No.23 は Coucou-Tokyo さん です!
一人でNiceにホームステイし、
1週間だけ語学学校に通っていた時のお話しです。
2度目のフランス一人旅、
フランス語学習歴も2年ということもあり、
若干の自信がついた頃の旅行でした。
Niceからほど近い、
フランスとイタリアの国境の町≪Menton≫
というレモンが有名な町に一人で出かけた時のこと。
ぶらぶら歩いて小腹がすいたので、
近くにあったパン屋さんに入りました。
そのパン屋さんにはカフェスペースがあり、
そして一切れのピザと飲み物を購入。
(なんでフランスらしくキッシュとかにしなかったかは謎)
ピザを選んだあとで気付きました。
「温めてください」って、何て言うんだっけ…
あ、でもピザみたいな冷えてるとおいしくないもの、
普通あっためてくれるよね?
と思い、店員さんの「温めますか?」という言葉を待っていたのですが…
ですが…
店員さんは「Merci」とだけ言って、
素早くピザと飲み物を渡してくれました。
え!?こういうの買ったら普通「温めますか?」
とか聞いてくれるよね!??
(※注:日本でチェーン展開しているパン屋さん)
と心の中で思いましたが、ここはフランス。
「袋入れますか?」「温めますか?」といった
日本の過剰なまでのサービスを期待してはいけません。
仕方がないので冷たくておいしくないピザを、
飲み物で流し込みながら、
<フランス人気取り>の浮かれた気分から一転、
太陽がさんさんと降り注ぐMentonで、
フランス語が未熟な自分に凹みました。
その時の冷たいピザの味と、店員さんの
「あの外国人、冷たいピザ食べてるけどまずくないのかしら?」
的な視線が忘れられません。
(そう思ってるなら「温めましょうか?」と言って!
と心の中で叫んでいました)
フランスでは、
自分の欲しいものは、
言葉に出さないと伝わらないことを、
身にしみて感じました。
あれから2年、アンサンブル歴は1年半。
今なら言えます。
『Vous pouvez la faire réchauffer, s’il vous plaît ?』
って。。。
フランス人の先生に個人でスカイプレッスン受けてました。
空港やお店での基本会話は予習して行ったものの、
「温めてください」は想定外でした。
アンサンブルレッスンのレポートを書いています。
http://ameblo.jp/coucou-tokyo-blog/
アンサンブルの生徒さんと交流できたら良いな、
と思って始めたブログなので、
よろしければ遊びにいらしてください!