Akiyo先生はこうしてフランス語の壁を越えた!

毎月1~2回、最大10名の生徒様と講師がオンラインで語り合う無料イベント「アンサンブル情報交換コミュニティ」。

今年の2月からは日本人講師を司会進行役に、「○○先生はこうしてフランス語の壁を越えた」というテーマで開催されていますが、4月26日は8名の参加者と1名の聴講者にお集まりいただき、私Akiyoが担当いたしました。

とはいえ私自身、「壁を越えた」という実感はいまだありません!というわけで、今回は「こうしてフランス語の壁と向き合ってきた」という裏テーマ(?)で、体験の分かち合いをさせていただきました。

フランス語の「壁」について

はじめに参加者の方々に、自己紹介を兼ねて、それぞれが感じているフランス語学習の「壁」についてお話しいただきました。

・文法は勉強したけれど会話が上達しない
・動詞の時制や活用が苦手
・発音や聞き取りが難しい
・学んでもすぐ忘れてしまう
・ブランクがあり何から手をつけたらいいか
・目標がなくモチベーションが上がらない・・・

実に様々な悩みが語られました。どれも私自身、「それ、わかる!」と共感してしまうものばかり。そこで、コミュニティの前半では私のフランス語学習の経緯を簡単にお話すると共に、自分が行ってきた学習の中で、特に印象に残る思い出をご紹介しました。

「壁」を乗り越えるために

私自身は特に何の必要性もなく、30歳を過ぎてからなんとなくフランス語学習を始め、いつもなんとなく(仏検など)「次の目標」を立て、とりあえずそれをクリアすることだけ、といった感じで、日本国内のみで細々と勉強を続けてきました。

しかし振り返れば、「これをやろう」と考えて始めたことは、よほど自分に合わない場合を除き、一つ一つをかなり徹底的にやってきたように思います。

入門段階ですでに壁にぶち当たっていた私が、なかば最後の試みのつもりで思いついたのは、NHKラジオ講座の入門編1期(半年)分のスキットを丸暗記することでした。まずは解説を読みこみ文法等を概ね理解した上で、暗唱に取り組む。そのために、音声を聞く、音読する、書き起こす、暗唱する、をただただ繰り返す日々。

そして半年分を、日本語訳も見ずに詰まらず言えるまで完璧に覚え込んだ時、何かが変わったと感じました。「この方法は使える」、そう確信した私は、もう1期分同じことをやりました。

それ以降は、他言語プロの体験談なども参考に、興味を引かれた方法をとりあえずやり、しばらく続けてみました。主なものは

・ ラジオ講座のフリー会話部分をディクテ + 音読(2年程でノート4冊くらい)
・ 言語交換のサイトに投稿(週1ペースを2〜3年継続)
・ まとまったテキストの音読100回練習(100回やればだいたい覚えられる)

もう一つ思い出に残っているのは、中級手前くらいの頃、週に1度通っていた近所の小さな語学学校で、レッスン最初のフリートークで話すことを、毎回原稿をすべて書いて練習・暗記して臨んでいたことです。

それは徐々にエスカレート(?)し、先生から投げられる質問に対する「想定問答集」を作って練習、さらには「聞かれる前に答える!」の勢いで、フリートークは2〜3分のスピーチへと化していきました。

たかが近況報告に、学会発表かという勢いで取り組んでいたのですが、私の場合はこの訓練を経てようやく、原稿も作らずある程度自由に会話ができるようになったと感じています。

質疑応答の中で…

コミュニティの後半は、皆さんからのご質問にお答えする形で、試験対策、発音、自分に合う学習法、モチベーション維持などについてお話しました。

【試験の面接対策】
過去問などへの回答をきちんと文章に書いてまとめ、繰り返し音読練習し、できれば暗唱する。これらを積み重ねておくと、本番で全く同じ問題が出ることはなくとも、自分の中に“仕入れ”てきたことが、どこかで必ず役に立つ、を経験してきました。

【発音】(私は、発音矯正はあまり得意分野ではない、というお断りのうえ)まずはお手本に耳を澄ませてよく聴くこと。それをリピート練習するのが基本。慣れてきたらシャドーイングやオーバーラッピング、リテンション練習も加える。

【自分に合う、合わない学習法の見分け方】
とりあえず、興味を持った方法に着手し、しばらく続けてみる。どうしても自分に合わないものはやがて「自然淘汰」されていく。

【モチベーション維持】
例えば受験を考えているなら、あまり先延ばしにしない。試験はとりあえず申し込んでしまう。つい他人と比べてしまった時は、それを否定せず、そんな自分をただ観察してみる。

上記の要点を箇条書きでをまとめると、
・ お手本をよく観察し(聴く・読む)、真似る。
・ 声に出す(言語はまず音)。そしてひたすら繰り返す。
・ 練習は段階的に。話す練習もまずは台本を作って構わない。
・ 目標は短期的に立てる。

これらはいずれも「正解」ではなく、あくまで「Akiyoはこうしてフランス語の壁に対処してきました」という個人的体験談としてお話させていただきました。

最後に私からメッセージとして、外国語なのだから、時間がかかって当たり前。がっかりしてしまわないで、段階的に取り組んでいきましょう、とお伝えさせていただき、今回のコミュニティを終了いたしました。ご参加の皆様の熱心さに、私も大いに刺激を受け、大変充実した分かち合いのひと時を持たせていただけたこと、心から感謝しています。

ご参加いただいた皆様に、そしてこのレポートを読んで下さった皆様に、何か一つでもお役立つものがあったなら、共にフランス語を学ぶ仲間として、とても嬉しく思います。ありがとうございました!

アンサンブル講師 Akiyo

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