その先生はバイリンガル講師だったのですが、とても素敵な先生で、一気にフランス語語が大好きになりました。しかしその後大学でフランス語講師になるために、私が入会したばかりの語学学校を辞めなくてはいけなくなったんです。本当に悲しかったです。
先生の最後のレッスンで「先生の好きな言葉を教えてください」と、座右の銘を聞きました。それはフランス語の本「失われた時を求めて」に書かれているワンフレーズだったのですが、その先生がどうしてこれほどまで、その言葉に魅力を感じたか知りたかったんです。今はその本を読解するためにフランス語の勉強を頑張って勉強しています」
―フランス語の楽しいところはどんなところでしょうか。 「フランス語の音はとても美しいですよね。私はまだ正しく発音出来ないのですが、いつかフランス人のように流れるような美しいフランス語を発音出来るようになりたいと思います。
フランス文学は本当に魅力がいっぱいです。フランスには世界を代表する素晴らしい文学者がいます。 その文学を読みながら文章中にある美しい表現を探す楽しみがありますね。 文法に関してはすごく規則性がしっかりしていて、接続法や条件法も奥が深くて面白いです」
―フランス語の学習で辛かったことなどはありますか。 「短大のとき第2外国語でフランス語を選択しましたが、すごく意地悪な先生で、間違えるとすごく怒るんです。私は嫌いな先生の教科は嫌いになるので、フランス語が大嫌いになり、2度と勉強なんかしないと決めました。
その先生は「フランス語はすごく簡単な言語だから、2年勉強すればペラペラになれる」と言われたんですが、そんなはずはないですよね。 しかしその後運命の先生との出会いがあり、今ではフランス語の魅力にたっぷりはまり、フランス語が大好きでしょうがないですから、人間どこでどうなるかわからないなと感じています」
―今日は貴重なお話をいただきありがとうございました。 |