エントリーNo.49 ikotさん Lautrec ロートレック

Bonjour !第4回アンサンブル選手権~大好きな、私の街~
フランス語圏の中でみなさんの大好きな街を写真と文字で綴っていただきます!

1.HN ikot さんによるご投稿です。
画家、トゥルーズロートレックゆかりの地でもある【Laurec ロートレック】です

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2.お勧めの理由(エピソードなど)
ミディピレネー圏の西に位置するタルン県ロートレックは、私が初めて生活をしたフランスの街です。名前にある通り、画家アンリ・トゥールーズ・ロートレックに縁のある場所で彼のご先祖様の領地であった場所とか・・・。

この街の魅力は何と言ってもその包容力とかわいらしい中世の街並みです。90年代の始めに修復されたサレットの丘に建つ風車はロートレックのシンボル的存在ここからの眺めは絶景です。

ちょっとしたお伽話の国に紛れ込んだかの様な雰囲気あふれるオレンジ色の屋根瓦、丘の向こうに果てしなく広がる一面の畑。四季折々の作物がまるでパッチワークのように
大地を彩る様は日本では見ることのできない景色です。

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ロートレックの小高い丘陵地の上に広がる街は中世の街並みが残り、
「フランスで最も美しい村」の一つに選ばれています。

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ここは街の広場。
毎週金曜日のマルシェや、夏に開催されるサボ祭り、
赤ニンニク祭りなどの様々なイベントに使われます。
住民が楽しむことが第一、だから、訪れる人も楽しめるのです。

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ロートレックといえば、赤ニンニク。
「Ail Rose de Lautrec」の名前でパリの高級レストランでも
その名は響き渡っているとか・・・。
そのためロートレックを囲む丘陵地のほとんどがニンニク畑。
収穫間近の6月は、畑を車で走り抜けると周りの畑からニンニクの良い香りが漂ってきます。

毎年8月初旬には、その収穫を皆でねぎらうニンニク祭りが開催され、
お祭りに訪れた人全員にねぎらわれる「ニンニクスープ」は絶品です。

この写真は、ニンニクをぶどうの房のように結ぶレースのワンシーン。
お祭りの間中、ニンニク農家のおじさん達が慣れた手つきでニンニクをつなぎ続けます。

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かつて、城壁に囲まれていたロートレック。
この立派な門の上に、今は巨大なハエのオブジェが止まってます!!
なかなかシュールです。

このハエ、地元でアーティストとして活動していらっしゃる
アメリカ人彫刻家ボブさんの作品。
毎年夏になると、街の中のあちこちに彼の作品を見ることが出来ます。

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そして最後にロートレックの憩いの場、カフェ・プリュム。
カフェ兼本屋兼文化的イベント発信地。
毎週末には、地下のカーブでコンサートが開かれ、
年間を通じてたくさんのイベントを発信しています。

カウンター、椅子、テーブル、そしてスタッフ達。皆とても「素敵」です。
私もプリュムの常連。お友達とおしゃべりをしたり、本を読んだり、お茶をしたり…
たくさんの優しく心温まる時を過ごすことのできる場所です。

ロートレックの魅力をいくつかご紹介しましたが、これも全て人を温かく迎える街だからこそできることなのではないかな、と思うことがたくさんあります。生粋のフランス人にこの街のホスピタリティーはフランスでも希有、と言わしめたほどのアットホームな街、ロートレック。フランスにお越しの際は、ぜひ一度訪れて頂きたい素敵な街です。

ikotさま!素敵な街、ロートレックのご投稿ありがとうございます!!

 

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