「フランスの思い出」 エントリーNo.28 Chamio さん
- 2013/7/5
- フランスの思い出
エントリー No.28 は Chamio さん です!
1 HN Chamio
2フランスでの滞在
2013年・ルーアン
2014年・パリ
3滞在期間
2013年・約4ヶ月間
2014年・約4ヶ月間
4思い出をどうぞ
“ 感激 ”
2012年 :≪Rouen≫
期待と不安の中、ホームステイ先が決まったと分かり、
早速Google Mapで検索!……?
真っ白、家もチラホラ…募るばかりの不安を抱えながらも、
学生ヴィザも取った意気込みで、夢の玄関先・成田へ…
パリから約1時間、ルーアンの駅で待って下さってたのは、
お優しい初老のご夫婦! ホッ!!!!!
ところが、車は新緑の山を越え、森を超え、ドライヴの如し…
どこ迄、行くの~~? それでなくても、体力のないわたし…
段々と不安が襲って来ました.
着いたのは、プール付きの豪華なお家!
でも、一番の問題!通学…バスを1回乗り換えるだけではありますが、
最初のバスは、乗り合いタクシー(これでも、一応バス!),で
フツウのバスに乗り換えます.
でも~、土日は運行なし! 乗り換えに40分待ち…
残念ではありましたが、2週間の末、発熱の為、
お引っ越しとなりました. ホッ!
ヒツジちゃんも、お見送り!
さて、2軒目! 学校迄徒歩5分!
マダム一人の大きなアパートの一室を、お借りする事になりました.ラッキ~!
Rouenから、少し離れた・白さが際立つ美しい教会
しかし…なんだか、暗い! 重い!
この空気はなんだろう?
天然ボケかつ、悟りの遅い私も、さすがに家庭内の事情が・・・.
•私に取って、フランス語を勉強する原点は、ブロークンでもいいから
(いけませんよね、今は安易な気持ちを捨てましたが)
通じ合えた時の、何とも言えない喜びそのものです.
そんな訳で、マダムも何とか解って貰えるフランス語中級者を相手に、
ご自分の悩みを打ち明けてこられ、
はじめは嬉しかったのですが、さすがに!重過ぎる毎日!
「ここは心療内科じゃないよ〜」と、参ってしまいました.
唯一、学校の授業がとても充実していて、
担任の先生が私と同じ美術好きと言う事もあり、
思いがけない場所で、美術史・パリ史を軽く知る事ができて幸せでした.
パリの幾つもある橋…昔はその上に、
ビッシリと美しくない家が林立していたそうです…
イメージ、シルブプレ!
“Maison de Monet”
Rouen の名物・大時計…登れるんですよ!
結局、まだ、これから4ヶ月も滞在する事になっていたので、
友人に相談し、またまた!お引っ越しする事に.
もうstudio に決定!
3軒目 :ルーアンの街が小高い私のstudio
ベランダから一望出来て、ベランダで、椅子に座って、お勉強…
終わったら、簡単な手作りの夕ご飯にワイン!
生まれて初めての一人暮らしを満喫し、
授業も少しづつレベルアップされ、やっと!落ち着いた生活に…
最高に贅沢! 神様は、私をお見捨てにはならなかった!???
至福のひととき…
なんで~! やっと出会えた小さな幸せ、
もうおばちゃんを放っといて~!
災難とは、突然やってくるから、災難なんですね…
まさかの!大家さん・独身、凡そ40代、セク◯◯男性…
あり得ない!でも私のstudioの合鍵も持ってるし・・
考えると恐くなってきて、学校は取り合ってくれず、夫と相談し、
studioを引き払って、取りあえずルーアンからパリに…
で、朝6時から荷物作りを始め、
タクシーでルーアンの駅迄と頼んだものの、
運転手さんが「これ!1人でパリまで?」
と言われ初めて気付いた荷物の多さ!
一瞬で、道程をイメージした結果、” 無理 “…
「パリ迄、タクシーで幾らぐらいでしょう?」「200!」!!!!!!!
「何とか!150で・・お願い!シルヴプレ~~!」
「Eh…OK!」
タクシーの中で、友達になったみんなに
フランス語でルーアンを離れる経緯を電話で話してたのを、
多分、運転手のおじさんは、コトの経緯を少し理解してくれたんだと思う.
それから、おじさんは優しかった、とても気遣って貰った.
パリに入ると「あれが!エッフェル塔だよ!」「これが…」
ともうとっくに知っている物ばかりだったけど、
その気持ちが私を慰め、心が暖まるのを感じていた.
栄養失調の状態であったにも関わらず、無事帰国.
勿論、フランスを嫌いになり、アンサンブルもお休み状態…
♪そんな中、ルーアンでも、レッスンをお願いしていたL先生から、
お見舞いのメッセージが.
ルーアンでは「留学の思い出にフランス語で日記をつけてみたら?
僕が添削するから、アップすればいいよ」と提案して下さったのも、
「フランス人の気質は、こうだから、言葉につまづいても、
言い直したりせず、流れる様に話すといいよ」と、
プチパーテイの前のレッスンでアドバイスして下さったのも、先生!
先生の寛容さで、レッスンを続けて来られた
と言っても過言ではない.
と、時間を置いては、タイミングを見計らった様な優しい内容の物ばかり.
メッセージは最初は、「気の毒に思う」
次に、「もう、少しは体調が戻った?」
「頑張ってきた物を止めるのは、勿体ない.
全てが落ち着いたら、また始めたらいいよ」
でも、アンサンブルに戻ろうと思えた時、
やっぱりL先生の顔を見る事は出来なかった…
泣けてしまって授業にならないと思ったので…
T先生のレッスンを受ける事にした.
で、話題が次第に「もう学生ヴィザが無効になりました」
と話すと、
「フランスは、ルールはルールとして厳しいけれど、何とかなる国でもあるから、
とにかくソルボンヌに嘆願書メールを直接送りなさい」
へ~~~っ! かの有名な高名な大学に、
万年中級の、おばさんなんかが、メールを送っていいんでしょうか~?
FRANCE…と言えば、この有名な言葉, 実物を見て、感動!
大胆過ぎ! 厚かまし過ぎ!
なんて?書けばいいのよ~?
よ~し、やるっきゃない!
と覚悟を決めて、出来上がったメールを送りました.
驚きです !!!!! 次の日に返事が来ました.
2013年 ≪ Paris ≫
滞在延長申請などの手続きなど、
“アンサンブル”の留学相談室に、アドバイスを頂いたりしながら、
多々問題はありましたが、とにかく、憧れのソルボンヌで、
精一杯勉強する事が出来ました.
老体にムチを打ち過ぎて、休んだ事もありましたが、
晴れて最終テストも合格でき、
「もう、これでソルボンヌを満喫しましたっ!!!」
次は、もう少し気の張らない・ユッタリとした学校へ…
と考えていました.
「ソルボンヌに、もう1度行かれる事をお勧めます」!
と有り難いお言葉を、下さったのは、
先日のサロン・ド・テでお会いした初対面の先生.
あれ程、この老体で付いていけるかなあと、
通学時不安だったのに! よし!次もソルボンヌ!
自分でも驚きました…効きました、先生の、アノ一言!
とにかく、アンサンブルの先生、スタッフの方々、家族に、支えられて、
自分の夢を実現させる事が出来て、
感謝の気持ちでいっぱいです.
フツウの主婦が上級を目指している学生さんに混じって、
同じ空気を吸うと言うのも、なかなか味わい深い物がありました.
今度は、もう少しエレガントな時間を過ごしたいと願っています…
あの “文法命”の学校では無理かなあ………
5、普段レッスンを受けている講師
Laurent 先生, Toshi先生、 Yuu先生
6、旅行に向けてレッスンで準備したこと
家事に追われて、殆ど何も出来ませんでした.
7、何かアピールをどうぞ!
成せば成る!って、本当なんですね.
夢だけは、いつまでも持ち続けたいと思っています.
成せば成る!山あり谷ありの体験談をありがとうございました!!